一人親方ブログ

 一人親方についてお役立ち情報を定期的にご提供致します。

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建設業の一人親方

 一人親方とは、主に建設業において知識や技能を持ち個人事業主や自営業者として他人を雇うことなく働く職人のことを言います。建設業のほかにも一人親方等として個人運送業者、林業、医薬品の配置販売業者等がありますが、通常は特に断りがない限り、一人親方といった場合は建設業の一人親方のことを指すことが多いでしょう。

目次[非表示]

  1. 1.一人親方になるには
  2. 2.個人事業主としての一人親方
  3. 3.偽装一人親方問題
  4. 4.まとめ

一人親方になるには

 一人親方になるには一体どうしたらいいのでしょうか?建設業に限らず職人として身を立てるにはいきなり知識や技能が身についてるわけではあませんので、まずは誰かに弟子入りをするとこから始めます。長い期間修行をしてある程度の知識や技能を積んだら一人親方として独立します。その後弟子を取り、指導的な立場に立つ者も出てくるでしょう。この指導者を親方と言ったり、大工の世界では棟梁と言ったりします。下図のような流れとなるのが本来的な意味で職人の在り方と言えますが、現代においてはこような厳密な意味での一人親方ではなく、個人事業主として請負契約に基づいて仕事をしている方を指すことが多いように見受けられます。


個人事業主としての一人親方

 一人親方は基本的に請負契約で仕事をします。そのため仕事に関することはもちろん仕事以外のこと、例えば健康保険、年金、税金等いろいろなことを自分で行わなければなりません。会社がほとんどすべてやってくれるサラリーマン等とは全く異なります。自分でやらなければ誰もやってくれません。やるように言ってくれる人もいない場合が多いでしょう。

偽装一人親方問題

 契約上は請負であっても、実態は労働時間の管理をされ、他人からの指揮命令を受けて労務を提供するだけの場合もあります。この場合、偽装請負となり一人親方ではなく労働者とみなされるケースもあります。現在、この偽装一人親方というのは大きな問題となっております。雇用契約では労働基準法等の法律により保護の対象となり、また社会保険の加入が一定程度強制となります。それが請負契約の場合ほぼすべてなくなります。つまり、請負契約とすることで雇用契約の場合に負っていたような会社としての義務がすべて免除されるわけです。そのため、実態が雇用契約であっても外形上請負契約に変更させ一人親方として労働させるケースが目立ち始めました。一人親方とは本来このような働き方ではありません。前段で説明した働き方こそ真の一人親方と言えます。

まとめ

 一人親方という働き方について簡単に解説させていただきました。

 ちなみに、一人親方にも左官職人は多くいます。左官は一般的にはセメントなどを水で練って壁に塗る職業です。昔は官職にないものは皇居に出入りできなかったため、壁を塗る職人に「左官」という官職名を与えたのがそのまま職業名となりました。ところで、左官に対して右官というものがありました。今で言う大工がそれに当たります。